ギターコンペティション
1月26日に静岡県浜松で行われた「第13回みんな集まれギター大好きギターコンペティション中部予選」に行ってきました。
今年も運営をサポートするという形で、司会と進行を務めました。
毎年熱演に次ぐ熱演!本当に楽しませていただきました。
特にG部門(61歳~70歳)は毎年激戦区で、今回は金賞が5人も出ました。
プロ顔負けの演奏をされる方もおり、本当に頭が下がります。
今回から若い審査員が2名加わり、講評で
「曲の難しさは審査に関係なく、自分の手の内に入った曲を選んでください」という趣旨の発言がありました。
同感です。
私もずっとホールの隅で出演者の案内とステージのセッティングに追われながら全ての演奏を聴いていたので、
差し出がましいですが、聴いていて私なりに思ったことを少し書いてみます。
・演奏前、各弦のチューニングをするだけで和音のバランスを確認している人が少ない
開放弦で合っていても、和音になるとズレてしまう方が何名かいらっしゃいました。
あくまでもチューナーは目安にしておいて、最後は自分の耳に頼って各弦のバランスを確認した方がいいのではないかと感じます。
・演奏前の集中をする余裕がなさそう
焦って弾いてしまう方や、弾き飛ばしをしてしまう方は、曲の演奏時間を削ってでも、演奏前に深呼吸や集中する時間を取ったほうがいいのではないかと思いました。
・手袋やカイロを使っている人が少なかった
案内時に舞台袖を見ても、演奏直前で手袋やカイロを使っている人がほとんど居なかったように思います。
昔の記事(ギタリストに適した温度 冬の場合)でもちょっと触れましたが、冷えると指の動きが悪くなります。
緊張すると更に冷えてしまいますから、余裕があれば手や体を温めるものを直前まで持っていくと良いかもしれません。
・全員暗譜だった
これが最も意外でした。
私は審査に関係していないので、譜面の有無で審査が変わってしまうのかは分かりませんが、
暗譜での演奏に不安があるのでしたら、譜面を見て演奏した方が確実なのではないかなと感じました。
もちろんコンクールによっては暗譜での演奏が指定されている場合もありますが、そうでなさそうなら主催側に確認して譜面を使用してもいいと思います。
どの部門にも共通して言えることですが、ミスが無い演奏よりも、音楽的なポイントを抑えている演奏(適切なテンポや表現、ダイナミクス、アーティキュレーション)をしていた方は良い結果が残っていたと思います。
中部地区大会は全国的に見てもとても出場者が多いので、また来年も熱演が聞けると思うと今から楽しみです。
皆さま長丁場本当にお疲れさまでした。
金賞を取られた方、全国大会でも頑張ってください!
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