バッハのフーガ
こんにちは。
7/29に静岡市の油山で開催される、「バッハハウスでバッハを弾こう!」というイベントに向けて練習中です。
私が弾くのはJ.SバッハのBWV1001より「フーガ」です。この曲にはかなり思い入れがあって、過去何度も大切な場面で演奏してきました。
人前で弾くのは3年ぶりくらいになります。
初めてコンクールに挑戦したときもこの曲を持っていきましたし、カルテットのコンサートでも弾かしてもらったり…
さて、ギター編曲ではイ短調で弾かれることが多いこの曲ですが、私は原曲と同様のト短調で弾いています。私は特に原調にこだわりがあるわけではないのですが、この曲に関してはイ短調ですと、いささか響きが明るすぎるように感じ、ト短調を選択しています。
もちろん、イ短調編曲のものも素晴らしく、開放弦が使えることと、運指が比較的易しいので、弾き比べてみるのも面白いですよ。
BWV1001のフーガは、バッハのフーガとしては割とっつきやすい部類です。メロディも馴染みやすく、フーガの構成も分かりやすいものとなっています。ギターでよく弾かれるバッハのフーガは他にBWV997やBWV998が挙げられますが、それらと比較してもやはり易しい部類に入るかと思います。
ですが、やはり技術的にも音楽的にも簡単に弾ける曲ではありません。弾いていて面白い曲ではあるのですが、とにかく精神的に疲れます!以前、合奏でベートーヴェンの運命を弾いている、という記事を書きましたが、運命の第一楽章も構成は実にシンプルなのですが、疲れる曲の一つです。
その楽曲から感じ取るものが多ければ多くなるほど、情報量が多くなり精神的に疲れます。ですから、疲れるということは決して悪いことではなく、それだけ自身が楽曲から得られる情報量が多いということだと思います。疲れやすい方はぜひ誇ってください。
なんか随分と話がそれてしまいましたが…バッハのフーガ、ぜひとも一度は弾いていだきたい曲です。自分で弾くと、その構造の面白さに取り憑かれてしまいますよ。
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