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井本響太さんと山田唯雄さんのコンサートに行ってきました

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去る7月27日、静岡市の江崎ホールで「井本響太&山田唯雄ジョイントリサイタル」を聴きに行って来ました。

 

 

お二人は東京音楽大学を出た後、井本さんはパリ国立高等音楽院に在学、山田さんは今度からウィーンの国立音楽大学で学ばれるという…まさに日本を代表する若手クラシックギタリストたちです。

 

まずは井本響太さんのソロから。
レニャーニの幻想曲Op.19。明晰な音色と華麗なテクニックで難所をいとも簡単に弾くさまにいきなり圧倒されます。凄い!
続いてのピアソラも、これまた絶妙なタイム感とピアソラ独特の雰囲気が上手く表現されており、とても素敵でした。

 

お次は山田唯雄さんのソロ。
カルレバーロのアメリカ風プレリュードは引き締まった低音がとても印象的でした。
2曲目は武満徹のフォリオス。1音1音の芯というか、引き締まり方が素晴らしく、高度に計算されたアーティキュレーションやダイナミクスに感動。
3曲目は武満徹編のザ・ラストワルツ。これまた大変美しく、ギターの音色の美しさを再認識しました。
最後はレゴンディの序奏とカプリス。鮮烈なテクニックで第一部を締めくくってくれました。こんなふうに弾けたら…と思います。

 

第二部は二人のデュオ。
ジョリべのセレナーデは二人のパワーをひしひしと感じました。ギターってこんなに音量ある楽器だったっけ…?とポカーン。
お次はロイエの協奏的二重奏曲Op31-3。ここで二人のMCがあり、楽しい二人の掛け合いに思わず笑みがこぼれました。演奏も軽快で楽しく、ホントなんでこんなに指が動くんだろう?
最後はピアソラのタンゴ組曲。…もう私の貧弱な語彙と感受性じゃ文章にしきれないのですが、とにかくカッコいい!二人の息もピッタリで、この難曲をいとも簡単に弾きこなしてしまう。
アンコールは井本さんの編曲て
武満徹のMIYOTA。とても美しいメロディに心が洗われていくようでした。

とても素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

 

 

ここからは蛇足です・・・

いい演奏に触れたあとは、こうして文章などにして感想を残しておくことが大切だと思います。

そしてただ感想に終始せず、それをもとに「なぜそこが良いと思ったのか、自分の演奏にも活かせるものはあるか」を考えると良いです。

CDを聴くだけでは、決して得ることができないものがあります。

ぜひ、みなさんにも沢山いい演奏に触れていただきたいと思っております。

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