夏のギター管理
夏はギターにとって過酷な時期です。
毎年、1~2人は生徒さんから「先生なんかギターがおかしくなっちゃったんだけど・・・」と言われます。
聞くと大体、極度に暑い場所に保管しておいたことが原因でした。
夏場、絶対にやってはいけないことワースト3を挙げてみます。
・ギターを車中に放置しない
これは絶対にダメです。
炎天下の車中は、エンジン停止後30分で45度に達します。
一番太陽が高い13時~14時には55度を超えることも。
そんな中、ギターを置いてしまったらどうなるか・・・もうお分かりですね。
ギターに致命的なダメージが発生してしまいます。
炎天下の車中にギターを取り残すのは、たとえ短時間でもやめましょう。
どうしてもやむを得ない場合は極力、日陰や立体駐車場などを利用し、
窓を少し開けて極力短時間で。
・肌に直接ギターを触れさせない
ギターを演奏すると、腕がちょうどボディのところに位置します。
その時に直接肌が触れていると、ものによっては塗装が剥げてしまいます。
特にクラシックギターとアコースティックギターは注意が必要です。
あて布をするか、専用のアームカバーをするか、長袖で演奏するようにしましょう。
アームカバーは専用のものもありますが、100均に売っているものでも大丈夫です。
(ご婦人が自転車に乗っているときよく付けているようなやつ)
・クーラーの風を直接当てない
暑いのがダメなら冷やせばいいじゃん!と思うかもしれませんが、
クーラーの風を直接ギターに当てると今度は乾燥しすぎてしまいます。
ギターは木です。
極度な温度・湿度変化は大きなストレスになります。
直接風があたらない場所に置いてあげましょう。
夏場の温度・湿度管理には、できれば温度湿度計があると便利です。
無ければ、自分が快適だと思う環境に保管してあげてください。
基本的に、人間が快適な環境であればギターも大丈夫と考えていいでしょう。
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