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ゆっくり弾くことの大切さ

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二連続コラム・・・!とでも言いましょうか、最近写真のアクティビティのないブログでスミマセン。

さて、表題の「ゆっくり弾くことの大切さ」について少し語ってみたいと思います。

 

いきなり関係ない話になりますが、私はジョギングが趣味で、たまにその辺を走っているのですが、

ジョギングをはじめ運動というものは不思議で、多少苦しい思いをして速く走らないと記録が伸びないのです。(アタリマエのことですが・・・)

筋トレも同じで、よく「限界まで追い込んだその先の1回に価値がある」みたいなことを言いますよね。(言わないかな)

 

さて、その法則?が音楽にも適用できるかというと、私はそうは思いません・・・

とくに、練習においてはゆっくりゆっくり、自分の音を聞きながら弾くことが大切だと思っています。

当教室の生徒さんにも「ゆっくりで良いですよ!」とよく言っているのですが、それでも速くなってしまうのが普通なんです。(実のところ、私も速くなってしまいます。しかもかなり・・・)

実は、速弾きよりも遅弾きの方が格段に難しいのです。

「そんなの嘘だー」と思う方はメトロノームを最遅に設定して、いつも弾いている曲をやってみてください。

 

ゆっくり弾くことのメリットはいくつかありますが、

まず自分の音を客観的に聴く余裕ができるということ。これが一番大切です。

「この音よくないな」とか、「ここ弾きにくいな」とか、ゆっくり弾けばすぐわかるかと思います。

その上で、自分の指の動きをよく観察し、タッチが及ぼす影響を吟味しなければなりません。

・・・なんか難しいこと書きましたが、要は

「ゆっくり弾いて自分をよく観察しなさい」ということです。

ただゆっくり弾けば良いというものでもなく、この観察眼が大切かと思います。

 

速弾きのメリットも無いわけではないのですが、まずはゆっくり弾くことからはじめてみませんか。

普段弾きなれた曲でも、一音一音噛み締めて弾くというのもなかなか味わいがあって良いものですよ!

 

余談ですが、F1レーサーも最初はゆっくり走りはじめ、それからスピードを上げていくようです。

もちろん例外はありますが・・・

例えば、ジル・ヴィルヌーブというレーサーは、最初から限界までスピードをあげて走行してたとか・・・。

そのあまりの様子に、他のレーサーに「なんで危険を冒す必要がある?最初はゆっくり走ればいいじゃないか」と言われて、彼はこう返したとか。

「俺の知っているドライビングはこれだけだ。いつだって全開で行くんだよ」

 

まあ、世の中にはこういう人もいるんだ、という事で・・・

本当に余談でした。

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