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当教室の4つの肖像画

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当教室には4枚の写真を飾ってあります。

それぞれ私が尊敬するギタリストなのですが、今日は少し彼らについてご紹介します。

 

 

まずこちらのお方。

フェルナンド・ソル(1778-1839)です。

スペインのカタルーニャに生まれ、フランスで活躍した人物です。

ギターの歴史において大変重要な人物の一人です。

彼の音楽はメロディもハーモニーも素晴らしく、魔笛の主題による変奏曲などが広く知られています。

ギター学習者ならば、彼の練習曲集を含め、彼の曲は決して避けては通れません。

ギターや音楽について深く知れば知るほど、新たな発見をさせてくれる素晴らしい作曲家でありギタリストです。

 

 

次にこちらのお方。

フランシスコ・タレガ(1852-1909)です。

近代ギターの父とも呼ばれる人で、アランブラ宮殿の想い出はギター音楽のみならず、広く人口に膾炙した曲です。

ターレガ、タルレガとも呼ばれます。

余談ですが、彼には「大ワルツ(グラン・ワルツ)」という曲があって、これはもしかしたら全世界で有名な曲の一つと言っても過言ではないかもしれません。

なぜなら、ノキアという世界的なシェアを誇る携帯電話メーカーの着信音に、フレーズの一部が使用されているからです。

気になる方は「ノキアチューン」というキーワードでYouTubeなどで検索してみてください。

 

 

次はアンドレス・セゴビア(1893-1987)です。

タレガが近代ギターの父なら、彼は現代ギターの父と言えるでしょう。

ギタリストのみならず、他楽器の奏者にも影響を与え、著名なチェリストのピエール・フルニエは以下のように言いました。

「私はセゴビアから多くを学んだ」

卓越した音楽性とテクニック、更にセゴビアトーンと呼ばれる独特の音色は未だに音楽愛好家を魅了してやみません。

セゴビアは戦前を含め4回来日しています。1929年の初来日では古賀政男がセゴビアに影響を受け、「影を慕いて」を作曲したことは有名です。

 

 

最後にこちらのお方。

ジュリアン・ブリーム(1933-)です。

上記の3名は全員スペイン人ですが、彼はイギリス人です。

私が最も尊敬するギタリストでもあります。

巧みな音色の使い分け、大胆なフレージングやアゴーギク、ルネサンス〜現代音楽まで弾きこなす幅広いレパートリー、演奏中の人間味豊かな表情。

ギタリストと言うより、音楽家と言ったほうが適切かもしれません。

彼はギターにとどまらず、リュートやビウエラの演奏もこなしました。

写真はギターではなく、リュートを演奏している時のものを選びました。特に深い意味はありませんが、実に格好良いんです。

 

 

以上4名を紹介しました。

当教室にお越しの際は、それぞれどこに飾られているか是非探してみてください。

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