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演奏中の緊張を緩和する方法

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はじめに

緊張は誰でもするものです。場数を踏めば大丈夫!

 

というのは間違いで、いくらたくさん場数を踏もうが緊張する人は緊張します。

最近では日本人は不安遺伝子を持っている、なんて研究もされているようです。

⇒参考

 

遺伝子的に緊張しやすいなんて・・・もうどうしようもない?

と思うかもしれませんが、ある程度緊張はコントロールすることができます。

 

 

なぜ緊張するのか

なぜ演奏中に緊張してしまうのかを考えていきましょう。

いくつかの原因が考えられますが、大別して

①心因性のもの

②肉体的なもの

の2つにわけられると思います。

 

まず①から考えます。

本人の性格にもよりますが、生真面目な人ほど緊張しやすいと言われています。

その他、過去の失敗の恐怖感、などが原因となります。

こちらを改善するのは一朝一夕でできることではありません。

 

次に②を考えましょう。

そもそも弾けない(練習不足)、疲労などが原因としてあげられるかと思います。

こちらは対策次第である程度改善することができます。

 

 

 

日頃から気をつけよう

ここでは②、肉体的なものに起因する緊張への対策を考えます。

中長期的には、生活習慣を改善することで効果がみられます。

 

まず食事です。

タンパク質を中心に3大栄養素をバランス良く摂取できるような食事を心がけると良いです。

特にギタリストにとってはタンパク質・ビタミン・ミネラルの欠乏は爪に影響を及ぼすため、

しっかりと摂取したいものです。

食事から栄養を摂取するのが理想ですが、難しいようでしたらサプリメントを利用するのも手かと思います。

 

次に運動です。

ストレスをためこまぬよう、日頃から運動の習慣を身に付けておくと良いです。

あまり激しい運動をしてしまうと疲労につながるため、ウォーキング程度で良いと思います。

運動の時間を取ることが難しい方は、ストレッチを寝る前におこなうと疲労の回復にもつながり効果的です。

 

最後に休息・睡眠です。

スポーツと同様、楽器を弾くということは、人間にとってイレギュラーな行為ですから、

連続で弾けば必ず体のどこかに負担がかかります。

ギタリストは特に腰、肩、手を痛めやすいです。

連続で練習せず、一曲弾き終わったら2~3分ほど小休止を入れましょう。

疲労の蓄積・睡眠不足は肉体的なものだけではなく、心因性の緊張にも直結するため、睡眠はしっかりと取ってください。

 

 

演奏直前にできる緊張対策

また、演奏直前にできる緊張対策として、

 

・深呼吸をする

・手・指を動かす

・ツボを刺激する

・イメージトレーニングをおこなう

 

などがあげられます。

効果は人によって異なりますが、自分に一番あったものを選ぶとよいでしょう。

私は手・指を動かしたり、イメージトレーニングをするのが効果的でした。

 

また、演奏前に自分独自のルーチンを組むのもいいかと思います。

ルーチンとは「きまった作業」の意味です。

例えば、野球選手などは、バッターボックスに入る前に独自のルーチンをおこなう人がいます。

イチローなどを見てもらうとわかりやすいかと思います。

ちなみに私のルーチンは天井を見上げたあとに手を組みます。

なんでもいいですから、普段の練習からルーチンを取り入れてみるといいでしょう。

 

 

おわりに

これだけ対策をしても、やはり緊張するときは緊張します。

超一流と呼ばれる演奏家でも非常に緊張する人もいれば、初心者でも全く緊張しない人もいます。

ですが、適度な緊張は良い演奏にもつながります。

うまく緊張を利用し、自分をベストなパフォーマンスに持っていってください。

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